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イルカとクジラの親密な関係
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| ハワイでよく見られるイルカの仲間は、ハワイアン・スピナー・ドルフィン(ハワイ型ハシナガイルカ)、 スポッテッド・ドルフィン(マダライルカ)と、ボトルノウズ・ドルフィン(バンドウイルカ)の3種類です。 クジラといしょにいる、又は近くに泳いでいる姿を見かけるのは、ハワイアン・スピナー・ドルフィンと、 スポッテッド・ドルフィンの2種類だけのようです。 毎年、11月下旬頃から4月上旬頃にかけて、アラスカの海からザトウクジラが出産・子育て・繁殖の為に、 ハワイの海まで南下してきます。 そのクジラ達とハワイのイルカ達はとても親密な関係があります。 例年クジラが来る時期になるとイルカ達は、ハワイ島とマウイ島の海峡まで北上し、クジラを出迎えに行きます。 実際に、11月下旬から12月上旬の約2週間の間は、サウスコナの湾でイルカの姿を見かける確率が低く、 1週間ぐらいは連続して見かけないことがよくあります。 そしてクジラたちが南下してくると、イルカの群もいっしょに帰ってきます。 1月中旬から2月中旬にかけては、クジラの出産ラッシュの時期になり、海の浅瀬に頻繁に来ます。 この頃になると、クジラの近くでイルカの群をよく見かけるようになりす。 信じられない方もいるかもしれませんが、ハワイのイルカ達はクジラの出産のお手伝いをし、 クジラの子供が生まれたら、喜びに満ちた踊りを踊っているかのように泳ぎ回ります。 季節も春が近づいてくると、そろそろクジラ達もアラスカに帰る時期になります。 3月下旬から4月上旬にかけての約2週間は、お出迎えに行っていたときと同じように、 またイルカ達は、マウイ島との海峡まで見送りに行きます。 写真にはそれぞれ著作権があるので、ここには画像として載せる事はできませんが、 ハワイ島のセスナツアー【アイランドホッパー】のパンフレットに、上空から2頭のクジラを撮った写真があり、 その周りにイルカ達が跳ねているを発見しました。 もしハワイ島に来られる機会がありましたら、 コナ空港内にあるパンフレット置き場で、探してみてくださいね。 ここからのお話は実際にサウスコナの湾内で実際に目撃された例です。 2001年1月下旬、ある日の午後4時頃、1頭のクジラが湾内に入ってきました。 通常、湾内に入ってきたクジラは小さく回遊して、20〜30分ほどで湾から離れていきますが、 この1頭だけは回遊もせず、同じ場所に30分以上とどまったままでした。 「もしかしたら怪我か病気をしているかもしれない」と思い、スノーケルセットをつけ、 静かにクジラのそばまで泳いでいくと、大きな2頭のクジラの影が見えてきました。 もう少し近づいてクジラの様子を見ると、そこには2頭のクジラではなく、 下腹部が大きく膨れ上がった1頭の雌クジラが、水面から約10m前後の中層に横たえていた。 たぶん出産が近く、陣痛が始まっているのかもしれない。 苦しんでいるような感じがした。 20分ほど経過しても何の変化も見られなかったので、一度岸まで戻りました。 午後8時ごろまた湾に行ってみたら、まだ彼女は湾内にいました。 この日は半月だったので、あたりは暗く姿を見ることはできなかったが、 クジラの水(潮)を吹いている音が聞こえた。 気になり、また午後11時ごろ湾に行ってみた。 まだ彼女は湾内にいるらしく、同じ方向から水(潮)を吹く音が聞こえた。 翌日の朝5時30分頃、再び湾に出向いた。 まだ日の出前の時間で辺りは暗かったが、彼女のいる気配を感じた。 時間的にはサメのお食事タイム(湾内にいる可能性が高い時間)だったが、 雌クジラの様子が静かだったので、勇気を出して海に入っていった。 もし湾内にサメがいたら、お産が近い雌クジラは、安全に出産できるよう 胸ビレや尾を使いサメを追い払う行動をするに違いない。 海に入るとすぐ、低く太いうめき声のようなクジラの声がきこえた。 静かに少しずつ近づいていくと、クジラの声とともにイルカのクッリク音が聞こえだした。 辺りは夜が明けはじめ、海の中の動いている影が見えてきた。 目を凝らして見てみると、2種類の違うサイズのイルカ達の影が、 雌クジラの体の周りを巻くように、ぐるぐる泳いでいた。 イルカが回りを泳ぐ事により水流ができ、まるでウォーターマッサージを 陣痛で苦しんでいる雌クジラにしてあげているように見えた。 どれだけ時間が経った頃か忘れたが、雌クジラが動き出した。 体をくねらせ尾を水面方向に上げた瞬間、体の下部から物体が突き出てきた。 まだ海中は薄暗くはっきりとは見えなかったが、出産が始まったのは確実のようだ。 まだイルカ達は彼女の周りを泳ぎまわっている。 5〜6分経った頃か、また同じ体勢を取った瞬間、半分だけ出ていた物体が完全に姿を出した。 赤ちゃんクジラの誕生だ!!。 母クジラが赤ちゃんクジラを生み出したと同時に、イルカ達はいっせいに噴気孔から泡を出し、 エアークッションを作り、赤ちゃんクジラが呼吸できるよう水面に押し上げた。 無事水面にたどり着いたら、イルカ達は姿を消しました。 きっと動物の世界では、生まれて最初に目にした動物を、母と認識する習性があるからかもしれませんね。 母クジラは、長い陣痛が続いていたせいか、疲れ果ててぐったりしていた。 しばらくして、赤ちゃんクジラを鼻先に乗せるように、水面に押し上げながら泳ぎ、目の前から姿を消した。 |